車の査定額をアップするためには何が必要?査定額を高くするためにやるべきことを解説

車の査定額をアップするためには何が必要?査定額を高くするためにやるべきことを解説

車の売却を検討する際、「査定額を少しでもアップさせたい」という気持ちは誰しもが持つものですが、実際にどんなことをすれば良いのか、あまり知られていません。

この記事では、車の売却における査定基準を明確にした上で、査定額アップのための方法をまとめています。少しでも高く車を売却したい方は必見です。

車の査定には明確な基準がある

査定額を少しでも上げるためには、「車がどのような基準で査定されるのか」を知っておく必要があります。ここでは、以下の査定基準について順番に解説します。

  • 車種・カラー
  • 年式・走行距離
  • 外装・内装
  • エンジン・ブレーキ
  • 事故歴・修復歴・改造歴
  • その他

車種・カラー

査定基準の中で最も影響力を持つのが「車種・カラー」です。中古車は「人気の車種・カラー」の査定額がアップしやすいと考えてください。

その時代によって人気の車種は変わりますが、いわゆる「ファミリーカー」の査定額は安定しています。一方で、カラーは無難な色の車の方が査定額がアップしやすいです。例をあげると、以下のようになります。

  • シルバー

新車購入時はカラーで価格は変わらないのに、売るときにカラーで査定額が変わってしまうのは少し驚きではないでしょうか?特に白・黒・シルバーの3つはいつの時代も安定した査定額になりますから、車の購入時まで覚えておきましょう。

年式・走行距離

車種・カラーの次に査定額に影響を与えるのが、年式と走行距離になります。年式については、「新しいものほど査定額がアップする」と考えてください。

一方で、走行距離は短ければ短いほど査定額がアップしますが、特に「3・5・8・10」という数字に注目してください。なぜなら、中古車市場において、車の状態を判断する基準として見られるからです。

では、それぞれの数字でどのような評価がされるのか、以下で説明します。

3万Km
綺麗で状態の良い車。
5万Km
ほどほどの状態の車。
8万Km
状態の割にはお買い得な車。
10万Km
とにかく安い車。

ここでは4つの数字を紹介していますが、査定額が大きく変わるラインは「5万Km」です。車は平均して「1年で1万Km」走るとされており、「5年落ち」を目安として中古車購入を考える人が多いので、査定額を推測する判断材料としてみましょう。

外装・内装

外装と内装の状態も、査定基準に入っています。どちらも「綺麗な方が良い」のは当然ですが、細かい点も査定に響いてくるので、それぞれのチェックポイントを以下にまとめてみました。

【外装】

傷・凹み
再塗装、板金が必要かどうか。
ボディの状態
不自然な歪みの有無、ドアの開閉のスムーズさ。
ガラス
視界に影響を与えるかどうか。

外装は、傷や凹み、さらにはボディの状態を細かく査定されます。誰の目から見ても目立つ傷や歪みは大きな減額対象になりますが、売却のために修理する必要はありません。

【内装】

シートのシミ
落とせないシミの有無。
タバコのヤニ
ヤニ汚れやニオイの有無。
ドア・窓のゴム
ゴムが劣化していないか。

続いて内装ですが、シートの落とせないシミやタバコのヤニ汚れ、ニオイは「元の状態に戻せない」ので、大きな減額対象になります。特にタバコは中古車市場で敬遠される大きな要因ですから、喫煙者の方は注意が必要です。

エンジン・ブレーキ

自分では判断が難しい「エンジン・ブレーキ」も査定対象になりますが、先述した走行距離で両者の状態を推測する買い手が多いです。特に近年は、試乗をせずにオンライン上で中古車の購入をするケースが増えているので、細かい部分まで査定はしないことが一般的。

したがって、「走行に問題がある」「異音がする」といった異常が見られないなら、特に気にする必要はありません。

事故歴・修復歴・改造歴

査定士が注意深くチェックするのが、「事故歴・修復歴・改造歴」です。この3つの要素はどれも車の価値を損なうので、査定士は「過去に何かあった」という前提で車を隅々までチェックします。

特に「修復歴の有無」に敏感で、なかでも車の骨格を修理するほどの大きな修復が確認されると、減額は免れません。

だからこそ、「事故・修復を隠して査定をする」方は多いですが、正直に全てを話すべきです。査定士はその道のプロですから、骨格を修理する必要があるほどの事故や修復ならば、必ず見抜かれます。

加えて、仮に隠した状態で売却後に発覚すると、無用なトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、過去のことは隠さずに全て伝えてください。

車の査定額をアップさせるためにやるべきこと

ここからは、車の査定額をアップさせるためにやるべきことを解説します。

  1. 複数の業者に見積もってもらう
  2. 外装・内装を綺麗にする
  3. 傷や故障の修理はしない
  4. 純正品を用意する
  5. 車の状態を正直に伝える

以上の順番でチェックしていきましょう。

1:一括査定を利用する

車を売却する際は、必ず一括査定を利用して複数の業者に見積もってもらいましょう。どの業者でも査定基準に大きな違いはありませんが、買い取った車の整備費用や諸経費、その後の販売ルートが違ってくるので、業者によって査定額が増減します。

よって、少しでも高い金額で車を売却したいならば、単一の業者による見積もりは避けるべきです。

一括査定はオンラインで気軽に可能

一括査定と聞くと大変なイメージがあるかもしれませんが、オンライン上で必要情報を入力するだけで査定が可能な「一括査定サービス」を利用してみましょう。

このようなサービスには、誰もが知る有名業者から地域密着型の業者まで、幅広い買取業者が参加しているので、高額買取がグッと簡単になります。

ここでは、一括査定サービスを利用したことのない方のために、申し込みから売却までの流れをまとめてみました。

  1. 必要情報を入力する
  2. 買取業者と連絡を取り出張査定の日時を決定する
  3. 査定後に見積もり金額が掲示される
  4. 比較検討を行う
  5. 売却契約を結ぶ

利用するサービスにもよりますが、基本的にはこのような流れで買取が進んでいきます。ご覧の通り、売りたい側がするべきことは必要情報の入力と比較検討くらいで、自宅から出ずとも一括で査定を受けられる点が魅力的です。

一括査定の注意点とは?

一括査定は手軽に高額買取ができる点が強みですが、一方で注意点も存在しています。それは以下の2つの点です。

  1. 電話がたくさんかかってくる
  2. 商談をするのが大変

それぞれ知っておくべきものですから、詳しく解説します。

1.電話がたくさんかかってくる

一括査定はオンライン上で車や個人の必要情報を入力し、それを送信すると申し込みが完了しますが、送信した途端に各業者からの電話が鳴り止まず、とても大変な思いをする方は非常に多いです。

この背景には、業者側の顧客獲得競争があります。実は、一括査定サービスの利用者の半数以上が「最初にアポを取った業者と契約を結ぶ」とも言われており、各業者が一番乗りを目指して躍起になっているのです。

一括査定サイトを利用した人のうち70%程度の人が「いちばん最初にアポが取れた買取業者に決定してしまう」といわれています。

そのため、買取業者各社は一秒でも早く電話をかけて、申込者と査定のアポイントを取り、他の買取業者よりも早く査定をし買取しようとします。

引用:車一括査定の注意点やトラブル対処法、メリット・デメリットを解説 – ユーカーパック

したがって、必要情報の入力を終えたその瞬間に、登録した番号に電話がかかってくることもあります。出張査定のアポを取ってようやく電話を終えた後も、他の業者からの電話がずっと鳴り止みませんから、想像以上に大変かもしれません。

この問題は、「査定を申し込む業者を絞る」という方法で回避できます。どこのサービスでも、必ず査定を申し込む段階で、どの業者に申請をするのかを決定できるようになっているので、比較できそうな数の業者に絞ると無理なく一括査定を利用できますよ。

2.商談をするのが大変

一括査定では電話で出張査定の日時を決めて、その査定後にその場で商談が始まります。当然、拘束時間が発生しますし、精神的にもストレスが感じられますよね。

これを複数業社で行う必要があるので、人によっては手間に感じるかもしれません。しかし、これは「少しでも高く売る」ために必要なことです。

この問題への対策は以下の2つです。

  • 「そこそこの金額」で妥協する
  • 買取業社を絞る

車の買取で「1円でも高く売る」意識を強く持っていると、数多くの業者と商談をする必要がありますが、ある程度の金額で妥協することも、手間を減らすという意味では大事なこと。

かかる手間と受け取れるリターンを考えて、一括査定サービスを利用してみてください。

2:外装・内装を綺麗にする

外装と内装を綺麗にしておくと、車の査定額がアップする可能性が高まります。車を綺麗にしていると、査定士には「大切に乗ってきた」印象が伝わるため、車を見る目も変わってくるのです。

直接的に査定額をアップさせる方法ではありませんが、心証が良くなることで査定額に影響が出るケースは往々にしてあります。

では、外装と内装でどんな風に綺麗にしておくべきなのかを、以下で解説します。

最低限の洗車をしておこう

まず外装ですが、最低限の洗車を行いましょう。この際、細かい部分まで綺麗にするために、手洗いで洗車をするべきか悩む人も多いかもしれません。

しかし、慣れない洗車を行って、売却前の車に傷をつけてしまっては元も子もないので、普段から慣れている洗車方法で車を綺麗にしてください。

よほど外装が汚れている車でない限りは、査定に悪影響を与えることはありませんから、外装よりも次に紹介する内装の清掃に力を入れることを推奨します。

内装はニオイにも注意

内装の清掃で注意すべき点として、「ニオイ」があげられます。特に注意すべきなのがタバコで、中古車市場では喫煙車と禁煙車では数万円単位で価値が変わってくるのです。

といっても、タバコのニオイは消臭剤や芳香剤でゼロにできるものでもないですし、車内のヤニ汚れも完全にとれませんから、喫煙車の場合は、市販のタバコのニオイを消すグッズを適度に使用して、ニオイを少しでもゼロに近づけることを心がけましょう。

もちろん、ニオイ以外にも最低限の清掃はしておくべきです。「ダッシュボード、マット、シート」の汚れは大きな減額対象となってしまうので、欠かさずに手入れを行ってください。

3:傷や故障の修理はしない

車の売却を行う際に、「傷や故障の修理をすべきか」で悩む方は非常に多いです。「少しでも査定士に良い印象を持って欲しい」のが売る側の心理ですから、事前に直せる傷や故障はお金をかけてでも修理すべきように感じますよね。

ですが、修理をせずにそのままの状態で査定をしてもらいましょう。

修理は損をする

その理由はずばり、「修理は損だから」です。売却前に修理をすべきだと感じるのは「修理をした方が査定額がアップしそうだから」だと思います。確かに査定額はアップします。
しかし、修理にかけた金額以上の査定額の上昇はほとんどのケースで見込めませんから、結果的に損をするのです。

そもそも、私たちが修理業者に持ち込んで車の修理をするよりも、買取業者が提携している修理業者や、自社工場で修理をした方が圧倒的に安くあがります。

したがって、売る側が割高に修理をしてもらって、その後に査定をしてもらうのは、時間とお金の無駄遣いになってしまうので、傷や故障はそのままにしておきましょう。

不動車買取業者の利用も視野に

一方で、故障で動かない車を売却したい場合には、どうすべきなのでしょうか?実はこの場合でも、修理は一切不要です。

しかし、動かなくなった車は中古車買取業者では売値がつきませんから、「不動車買取業者」の利用を検討しましょう。不動車とは、読んで字のごとく「動かない車」のことで、こういった車を専門に取り扱う業者ならば、安心して査定をしてもらえます。

いずれにせよ、自分でお金をかけてまで車の査定額を上げるのは大抵の場合で損なので、お金をかけず、自分のできる範囲で車のお手入れをしてあげましょう。

4:純正品を用意する

中古車市場においては、後付けできない「純正オプションパーツ」の価値が非常に高いです。例をあげれば、

  • カーナビ
  • ドライブレコーダー
  • フロアマット
  • ホイール

こういったもので、大抵の純正オプションパーツは「後付け不可」ですから、付けているだけで価値があります。純正品の安心感は、顧客の中古車購入の不安を払拭すると査定士側も分かっているので、高い評価をしてくれるはずです。

自分のこだわりに多くの金額をかけて、社外品で一式カスタマイズした車よりも、購入時の純正品を維持している車の方がニーズがありますから、仮に取り外してしまっている場合でも、手持ちの純正品を一式揃えておきましょう。

5:車の状態を正直に伝える

査定額をアップさせるための最後の方法が、「車の状態を正直に伝える心構え」です。

確かに、車を売却する際に「自分の車を少しでも良く見せたい」気持ちは非常に大事。しかし、嘘をついてまで良く見せようとすると、必ずどこかで綻びが生まれます。

買取業者の査定士は、「中古自動車査定士」の有資格者であることがほとんどで、「ありがちな嘘」については知識の面でも、経験の面でも知り尽くしていると考えるべきです。

そんな相手に、車の素人の嘘が通じると思えませんよね。それに、業者の契約内容にもよりますが、仮に査定後に修復歴があることが判明した場合に、減額や返金を求められる可能性すらあります。

嘘はつかずに大切にしてきたアピールを

だからこそ、私たちが査定に向けてできることは、「嘘をつかずに大切にしてきたアピールをすること」です。
先ほど取り上げた外装や内装のお手入れもその一例ですし、ディーラー点検の定期点検簿を見せることでもアピールになるでしょう。

事故や修復歴を誠実に伝えた上で、自分なりに大切に乗ってきたことを証明できれば、最低限の減額で済みます。
このような心構えが、少しでも高く車を売ること、さらには円滑な商談を進める上で大切なことです。

まとめ

車の査定額をアップさせるために、査定基準と以下の点を解説してきました。

  1. 複数の業者に見積もってもらう
  2. 外装・内装を綺麗にする
  3. 傷や故障の修理はしない
  4. 純正品を用意する
  5. 車の状態を正直に伝える

いずれも知っておくだけで査定に響いてくるので、車を売却する際の参考にしてください。

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